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所得税の計算方法

今回は所得税の計算方法について説明します。


所得税の計算式は「課税所得金額×税率-税額控除額」となります。


課税所得金額

課税所得金額を計算式は下記の通りです。

課税所得金額=所得ー所得控除


まず所得税を計算する前に、その年の1月から12月までの所得金額の合計を算出します。

所得とは、給与所得、不動産所得、配当所得など、10種類に分類されます。(※1)

所得は一般的にイメージしやすい給与や事業所得だけではありませんのでご注意ください。

1年分の所得を全て洗い出したら金額を合計します。

その後、合計金額から所得控除を引きます。

所得控除は、基礎控除、医療費控除など14種類あります。(※2)

かなりの長文になってしまうため、それぞれの具体的な控除額については省略しますが、所得控除の種類によって控除額が異なるという点だけご理解いただければと思います。


税率と控除額

所得税の税率は、課税所得金額が大きくなるにつれて高くなります。

これを超過累進税率と呼びます。

税率は5%~45%の7段階に区分されます。












課税所得金額に応じた税率を掛けます。

最後に該当する控除額を引くことで所得税が算出されます。


所得税の計算方法については以上となります。



(※1) 所得の種類

・給与所得:会社から支給される給与

・事業所得:農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業など、自営業で得た所得

・不動産所得:不動産の賃貸等で得た所得

・利子所得:預貯金や公社債の利子、合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の配当による所得

・配当所得:株主配当などの所得

・退職所得:退職によって勤務先から支給される所得

・山林所得:山林を伐採・売却、または立木のまま譲渡して得た所得

・譲渡所得:土地、建物、株式、ゴルフ会員権などの譲渡によって得た所得

・一時所得:懸賞・福引・競馬や競輪等の払戻金、生命保険解約時の一時所得などの所得

・雑所得:副業などで得た所得


(※2) 所得控除の種類

・基礎控除

・配偶者控除

・配偶者特別控除

・扶養控除

・医療費控除

・寄附金控除

・社会保険料控除

・生命保険料控除

・地震保険料控除

・小規模企業共済等掛金控除

・ひとり親控除・寡婦控除

・勤労学生控除

・障害者控除

・雑損控除

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