前回は個人事業主の確定申告についてお話しました。
今回は法人の確定申告についてお話します。
法人の場合は個人事業主の場合よりも更に複雑になります。
1.決算書を作成する
決算書とは、会社の財政状況を報告するための書類です。
決算日までの期間で儲けや損失がどれだけ出たか、また会社が現在どのような財政状態にあるかを確認することができます。
必要な書類は下記の通りです。
貸借対照表(B/S)
損益計算書(P/L)
株主資本等変動計算書
個別注記表
※上場企業の場合は必要書類が異なりますが、今回は割愛させていただきます。
2.各種申告書を作成し、提出する
法人の場合、一般的に下記の税金について申告書類を作成する必要があります。
法人税
消費税
法人事業税
法人住民税
※状況に応じて他にも税金の申告が必要となるケースがあります
3.納税をする
確定申告と同時に税金を納付も必要となります。
納付期限は税金の種類や地域によって異なるためご注意ください。
法人税 ⇒ 期末日より2ヶ月以内
消費税 ⇒ 期末日より2ヶ月以内
法人事業税 ⇒ 各都道府県により異なる(東京都の場合は期末日より2ヶ月以内)
法人住民税 ⇒ 各都道府県により異なる(東京都の場合は期末日より2ヶ月以内)
以上となります。
決算書や各種税金の詳細については、説明すると非常にボリュームが大きくなってしまうため割愛させていただきました。
今回は確定申告の大まかな流れについての説明でしたので、それぞれの詳細については別の記事にてお話します。
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