今回は個人事業主の確定申告の流れについて説明します。
自分が確定申告の対象者かを知るには前回の記事をご参照ください。
1.必要書類を揃える
まずは確定申告書の作成にあたって、必要書類を揃える必要があります。
税務署に提出する申告書 確定申告書、青色申告決算書などが該当します。 国税庁のホームページなどで入手可能です。
各種証明書 控除を受けるために必要です。 医療費や生命保険料、寄付金などの証明書を提出します。
所得などがわかる書類 源泉徴収票や支払調書などが該当します。 勤務先やクライアント先に依頼して発行してもらいます。
2.申告書を作成する
提出する書類は下記の通りです。
確定申告書 確定申告書にはAとBの2種類があります。 一般的には、会社員が医療費などの控除を受ける場合はA、個人事業主として所得を申告する場合はBを使います。
青色申告決算書/収支内訳書 個人事業主の場合、確定申告書と一緒に提出する必要があります。 青色申告の場合は青色申告決算書、白色申告の場合は収支内訳書を提出します。
3.確定申告書を提出する
必要書類を揃えて確定申告書を作成した後は税務署に提出します。
提出方法は4通りあります。
税務署に直接持参する
e-Taxを利用する
郵便または信書便で税務署へ郵送する
税務署の時間外収集箱へ投函する
4.納税をする
確定申告書等の提出が完了した後は納めるべき税金の額を納付します。
所得税は3月15日、消費税は3月31日が納付の期限日です。
納付方法は、e-Taxでの納付、コンビニ支払い、口座振替などがあります。
5.還付を受け取る(対象者のみ)
税金を多く支払っているなどで還付がある場合は還付金を受け取ることできます。
時期としては概ね申告から1カ月程度で指定した口座に振り込まれます。
大まかな流れは以上となります。
尚、確定申告の期限は2月16日~3月15日までの1ヶ月間となります。
期日が近くなると税務署が混雑するので、早めのご提出を推奨致します。
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