確定申告で納める税金として、真っ先に所得税が挙げられます。
会社員の方でも毎月の給与から天引きされているので、多くの方にとって関りがある税金ではないでしょうか。
今回は所得税について詳しく説明していきます。
所得税とは
会社員の給与や個人事業主の売上など、1年間の収入から計算された所得(利益)に対して課される国税です。
納めるべき所得税の金額は、所得(利益)、税率、控除額によって変動します。
所得税の計算におけるルール
所得税を計算するにあたって押さえておきたいルールがあります。
◆個人単位で計算
扶養家族、配偶者がいる場合であっても、所得税は、1人1人に対して計算する必要があります。
例えば、夫が事業を行い、妻が会社員、子供がアルバイトの場合、3人の収入で生計を立てていても、それぞれで所得税を支払います。
◆対象の期間は1年間
所得税は、1月1日から12月31日までの1年間に発生した所得をもとに所得税を計算します。
◆税金の支払い能力に応じた計算をする
所得税では収入の種類や金額によって、計算方法や税率を変える必要があります。
基本的には所得が高い人ほど所得税の金額が多くなる仕組みです。
次回は所得税の計算方法について具体的に説明します。
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